豆乳

牛乳に置換えてヘルシー♪

これまでに紹介してきた豆腐関連の食材は全て高タンパク低カロリーでした。これから紹介する豆乳も例に洩れず高タンパク低カロリー飲料として認知され、人気が高まっています。また、大豆タンパクがコレステロール低下作用があるとされ、ダイエット・健康飲料として親しまれています。

豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめた汁を漉して作られた飲み物です。なお煮詰めた汁を濾して残った繊維質のものがおからです。おからもまたヘルシー食材として静かなブームを呼んでいます。大豆はヘルシーの神様ですね。

豆汁を濾した豆乳を「無調整豆乳」と表記しているものもあり、近年は大豆の青臭さを抑えられる製法が開発されていて、独特の臭さがダメな人にも飲みやすい大豆が出始めています。その一方で、飲みやすい味や香りをつけて調整した豆乳は「調製豆乳(ちょうせいとうにゅう)」とも呼ばれています。こちらは砂糖(甘味料)・食塩・ビタミン類の他香料・植物油などを加えて飲みやすい味に加工したものが販売されています。また、不二製油では世界初の大豆の分離分画技術(USS製法・2012年特許取得)を確立させ、「低脂肪豆乳」と「豆乳クリーム」という新素材を生み出しました。もともと低脂肪な豆乳が更に低脂肪とはおどろきです!

豆乳は一見牛乳のようですが、飲んでみると口いっぱいに大豆の風味が広がります。この独特の風味が辛いという方も多いでしょう。しかし近年ではお店の飲料売り場を見渡すとコーヒーや抹茶、フルーツ等の風味と、甘い味付けで飲みやすくなっている豆乳飲料も沢山あります。紀文のコーヒー豆乳やバナナ豆乳などはコンビニでもよく見かけるお馴染み商品です。季節によっては変わり種としてラムネ味や焼きいも味なんかも見かけます。味付け豆乳が好きな人ならぜひチャレンジしてみてください。豆乳の臭みが苦手な人には美味しくいただけると思います。なお私は無調整豆乳推しなので、味の主張が激しすぎたラムネ味に玉砕しました。

また、風味にやや違いはありますが、牛乳の代用品として普段の料理に使えっていけばカロリーを抑えつつ、大豆由来の豊富な栄養を摂取する事ができます。豆乳ラテや豆乳ココアなどはもうカフェですっかりおなじみのメニューとなっていますね。また、豆乳グラタンや豆乳クリームパスタなんかもあります。カロリーがお高い牛乳料理にはぜひ豆乳を使っていきたいですね。

絹ごし豆腐派集まれーい!!

健康には豆乳

豆乳はポリフェノール化合物の一種とされている大豆イソフラボンが含まれ、「植物由来エストロゲン」と呼ばれることもあり、体内で女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをします。これが骨粗鬆症予防効果、抗動脈硬化作用、更年期障害の緩和など健康にいいとされている。また、乳がんや前立腺がん等の予防にも効果があることが、疫学的な調査で明らかになってきており、特にイソフラボン配糖体のゲニステインという物質に、腫瘍の血管新生を抑える効果があり、それにより腫瘍の増殖を抑制することがわかってきています。さらに、大豆固形成分含量が高い豆乳には、血糖値改善効果が期待できるとの報告もあるピニトールという成分が多く含まれている。最新の研究でどんどん明らかになっていってます。これからも豆乳パワーに期待しましょう。

ほどほどが一番

身体に良いことづくしの豆乳ですが、過剰に摂取するのは禁物です。まぁこれは豆乳に限った事ではありませんね。どんなに身体に良い物であっても、摂り過ぎは毒になってしまうものです。

豆乳の主原料であるダイズにはマグネシウムが多く含まれています。マグネシウムには大腸癌の予防の可能性が秘められています。しかし、過剰にマグネシウムを摂取すると下痢を起こす事があります。特にサプリメントのような手軽な健康食品は過剰摂取の原因ともなり、ホルモンバランスを壊すおそれがあります。更に摂りすぎはアレルギーを引き起こすおそれもあります。ひとたび大豆アレルギーが発症してしまうと大豆製品を避けて暮らさなくてはいけなくなります。大豆を使った食品は豆腐・豆乳に限らず沢山ありますので、食事の度に気を使うことになるでしょう。

このように健康の為だからとなんでも摂り過ぎる事は逆に不健康に繋がります。あくまで日常の食事に無理なく取り入れる程度にしましょう。

木綿豆腐派のあなたへ

世界の豆乳

中国語では豆乳は「豆漿」(トウチアン dòujiāng)と称され、よく飲まれています。中華文化圏では、パオズ(包子)などの朝食とともに、暖かい豆乳に砂糖を加えた甘い豆乳(中国語で「甜豆漿」(ティエントウチアン tián dòujiāng)という)を飲んだり、これに油条と呼ばれる揚げパンを浸して食べる習慣があります。食堂、街頭の露天商、ホテルの朝食などで提供されており、カップやポリ袋に入れて買って帰ることも一般的です。また、中国ではミキサー以外にも、家庭用の自動豆乳機も売られており、自宅で大豆から作る人もいます。このほか砂糖を加えて乾燥させた、顆粒状のインスタント豆乳も販売されています。熱湯を加えれば、暖かく甘い豆乳となるそうです。

また、豆乳に塩味の出汁を加え、浅葱と細かく切った油条を浮かべた塩からい豆乳(中国語で「鹹豆漿」(シエントウチアン xián dòujiāng)という)は、小さく凝集したおぼろ豆腐が含まれ、朝粥感覚の「食べる豆乳」となっています。もともと豆漿は華北を中心に飲まれていたが、1955年に台湾台北県永和市で開店した豆漿店、「世界豆漿大王」(現、新世界豆漿大王)が人気を集め、各地でチェーン展開した事によって、中華文化圏を代表する軽食として知られるようになりました。

豆乳は、東南アジアでも広く飲まれている。ベトナムでも朝食用に「スアダウナイン sữa đậu nành」という甘い豆乳が販売されており、バニラ、ココア風味のものもあるそうです。タイでも朝食用に「ナームトーフーน้ำเต้าหู้」という甘い豆乳があるほか、タピオカパールやゼリー入りのものも販売されています。カンボジアでも練乳入り豆乳「タッグ・ソンダエク(Tek Sondaek)」が販売されています。

日本では、中国ほど一般的な飲み物ではないが、豆腐店の店頭などで、新鮮な豆乳が販売されています。近年はスーパーマーケットの店頭などにも並ぶようになり、無調整の豆乳や豆乳飲料を手に入れることが容易になりました。中国と台湾には大豆以外に緑豆、黒豆の豆乳もあります。黒豆を用いた豆乳は日本でも製品化・販売されています。日本国内の代表的な製造販売メーカーは、キッコーマンソイフーズ(旧:紀文フードケミファ)、マルサンアイ、ソヤファームなど。かつては、三菱化学フーズも販売していた。アメリカ合衆国では Eden Foodsなど。

アメリカ合衆国ではダイエット食品としてバニラ味やチョコレート味が人気があり、日本でもダイエット食品として人気がある。

日本では、紙パックやプラスチックボトルに入った商品が多く販売されている。長崎県佐世保市には地元だけで販売されているポリエチレンチューブ入りの甘い豆乳があり、長年人気を維持している。

香港では、ビタソイという商品名の豆乳がガラス瓶入りで売られて人気があったが、現在は紙パック入りの方が主流となり、瓶入りを扱っている店は減っている。シンガポールでは缶入りの調製豆乳も販売されている。

わたし実は充填豆腐派なんです

すてきなお豆腐